アニメーション作画スタジオ:スタジオ・ライブ

博多 正寿 -Masatoshi Hakata-

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―― いきなり仕事の質問ですが、思い出に残るあんなカットやこんなカットについて、当時のエピソードを絡めて教えてください。

アニメーターとしては、『疾風!アイアンリーガー』のXサンシャイン。アニメ史的に見ても屈指の描線の太さだと自負しております。
演出(コンテ)としては、『夢色パティシエール』の第7話。話が好きで何度も見返していますが、見る度に襟を正す思いになれるので。クリエイターとして。

―― アニメの仕事をしていて楽しいとき、夢中になるときはどんなときですか?または、これをしているときは恍惚状態(?)みたいなのがありましたら教えてください。

アクションを考えている時。特に格闘系のアクション。

―― こんな作品、こんなカットが自分の得意分野!あるいは実はこういうタイプの作品がかきやすいです、というジャンルはありますか?

得意かどうかは別として、ド直球王道の熱血展開。得意かどうかは別として。

―― 長年愛している映像作品(アニメ作品、それ以外でも)、子供のころ夢中になったヒーロー、ヒロインなどを教えてください。

『カムイの剣』、『劇場版 世紀末救世主伝説 北斗の拳』(無論、芦田豊雄監督の方)、『THE BLUESBROTHERS』
子供の頃はメーテル(『銀河鉄道999』)が好きすぎて、どうにかなりそうでした。

―― アニメ業界に入るきっかけはどのようなものでしたか?またスタジオ・ライブに入った理由を教えてください。

初代「らでいっく」という、スタジオ・ライブの出した同人誌。
ド田舎の高校生だったので、書いてあることを真に受けて、「こんな楽しい職場で働けるんなら、アニメーターになってみたい!」とか思って上京してきました。まあ……ある意味、その通りでしたが。

―― スタジオライブの社員となってみて、正直どうですか?いいと思うところ、悪いと思うところを教えてください。

あまりにも自由すぎて他のスタジオの人に申し訳ないくらい。出向組が多くて普段はバラバラなのに、社内のイベントなどでの集まりを見ると、社員それぞれが愛社精神がしっかり持ってるのが分かる。そんなとこも好きです。
一番は「スタジオ・ライブ」という看板で仕事を受けることが出来るところ。
ただ、その看板ゆえに生半可な仕事をしてはならないというプレッシャーがあります。
それはそれで心地よいのですが。

―― アニメ業界にはいって、これは不思議だとか、びっくりしたこととかがありましたら教えてください。

業界全体が不夜城なこと。
私自身は、昼前に仕事を始めて21時頃までには終わらせる、定時出勤定時退社を心がけてます。

―― プライベートな質問ですが、アニメ業界に入って最初にもらったお給料はいくらでしたか?また初任給の使い道を覚えていますか?

大昔すぎて覚えてませんが、研修費で6万くらいだったような気が……。
生活費に消えたのでしょう、きっと。

―― 休みの少ないこの業界ですが、貴重なプライベートの時間はどんなことに使っていますか?

基本ゲーム三昧。2014年5月現在はXbox360がほぼ毎日稼働中。秋からはXbox Oneになる予定。

―― 長年の趣味や、最近自分の中で流行しているものがありましたらいくつでも答えてください。

ゲームと映画とプロレス。
ゲームはなんでもやりますが、対戦より協力プレイ出来るものが好きです。
映画はコメディ、ホラー、アクションを中心に、キャストやスタッフ重視で見てます。
逆に「感動巨編」的なものはゆる~く回避する傾向があります。
プロレスは近年見なくなりましたが、オカダカズチカは逸材だと思います。
好きなプロレスラーは川田利明とスタン・ハンセン、そしてロック様。

―― 今後アニメ製作者として、携わってみたい作品や、挑戦してみたい作品をいくつでも答えてください。(アニメ化している作品、していない作品、どちらでもかまいません。)

『アイアンリーガー』の新作。『イナズマイレブン』シリーズがもし新作されるなら是非とも。

―― 今後の目標を教えてください。キャラデや監督になりたい、など夢を語っていただいてもよいですよ。

ずーっとずーっとアニメで食っていけたらいいなあと思います。
息を引き取る瞬間までアニメに関わっていたいです。

―― 死ぬまでに、ぜひ一度はやってみたいということはありますか?仕事に関係してなくてもかまいません。

小中学校の同窓会。
誰か幹事やってください。

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